2022.09.06 韓国SKハイニックスが忠清北道にメモリー工場新設 5年間で1.6兆円投資
韓国のSKハイニックスは6日、忠清北道清州市にメモリー工場「M15X」を新設すると発表した。10月着工、2025年完成の予定で、今後5年間で計15兆ウォン(約1兆5500億円)を投じる。足元のメモリー市況は低迷しているが、将来の需要増をにらみ大規模投資に踏み切る。
新工場は首都ソウル東南部にある産業団地「清州テクノポリス」に建設される。面積6万平方メートル。2階建てで同社の既存工場「M11」と「M12」を合わせた規模になるという。
DRAM、NAND型フラッシュメモリーのどちらを生産するかは未定で、今後の市況を見極めながら決定する。生産能力など詳細は明らかにしていない。
朴正浩共同CEOは「過去10年を振り返ると、われわれは危機にあった時に大胆な投資を行うことでグローバル企業に成長を遂げてきた。M15Xは次の成長の基礎を築く最初の一歩となる」と述べた。
(8日付電波新聞・電波デジタルに詳報します)