2022.09.08 4~6月の半導体製造装置世界販売額、6%増の264億ドル SEMIまとめ

 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は7日、2022年4~6月(第2四半期)の世界半導体製造装置販売額は前年同期比6%増の264億ドルだったと発表した。前期からは7%増えた。

 地域別では台湾が前年同期比32%増の66億8000万ドルで首位。前年トップの中国は同20%減の65億6000万ドルで2位に後退した。世界の2大メモリーメーカーを擁する韓国は同13%減の57億8000万ドルだった。 これら3大市場のシェア合計は72%と圧倒的だが、前年同期の80%からは縮小した。

 前年同期比伸び率最大は欧州で同162%増、北米も57%増と大幅伸長。両地域は前期比でも21年4~6月から5・四半期連続で増加、シェアを拡大している。これら地域では積極的な政府からの支援を受け、大手半導体メーカーらが新工場建設や増設計画を発表しており、製造装置需要が高まっている。

 日本での販売額は16億5000万ドル。前年同期比7%減、前期からは13%減少した。