2022.09.12 米ウルフスピードが世界最大級のSiC生産施設を新設 ノースカロライナ州に
炭化ケイ素(SiC)ベースのパワー半導体などを手がける米ウルフスピードは9日、 ノースカロライナ(NC)州チャタム郡に 世界最大級のSiC生産施設を新設すると発表した。第1期は2024年完工。投資額は約13億ドル(約1860億円)を見込んでいる。
SiCは高性能・高効率パワーデバイスを実現する次世代素材として、EV(電気自動車)用途などを中心に需要が急増している。業界をリードするウフルスピードは現在、NC州ダーラムキャンパスにSiC製造施設を有するが、新工場建設でSiC生産能力を10倍以上に拡大、旺盛な需要に対応していく。
チャタム新工場では主に直径200ミリ(8インチ)SiCウエハーを生産。年初にニューヨーク州モホークバレーに新設した同社のSiCチップ工場に供給する。
(13日付電波新聞/電波デジタルで詳報します)