2022.09.16 東芝が新構造の可変結合器開発 計算速度と精度向上に貢献  量子コンピューターの「CMOS」に

 スパコンをしのぎ、経済安保などでも注目される量子コンピューター。東芝が15日に発表した可変結合器「ダブルトランズモンカプラ」の技術は、周波数が大きく異なる量子ビット間の結合を完全にオン/オフできることが特徴だ。2量子ビットゲートと呼ばれる基本操作を、24ナノ秒という短い処理時間で99・99%の高精度で実現できることが示された。計算速度と精度の向上に貢献する。(1面参照)

 量子コンピューターは、「0でもあり1でもある」というよ...  (つづく)