2022.09.16 ソニーが独自の立体音響技術搭載サウンドバー新型2機種

臨場感のある音場を実現するサウンドバー「HT-A5000」(使用イメージ)

 ソニーは、独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)」を搭載する5.1.2chサウンドバー「HT-A5000」と、3.1chサウンドバー「HT-A3000」を9月から順次発売する。

 360 Spatial Sound Mappingは、サウンドバーと別売の専用リアスピーカーで広大な音場と臨場感を創出する独自の立体音響技術。サウンドバーとスピーカー間、壁や天井までの距離を内蔵マイクで自動計測し、スピーカーの置かれている空間を把握する。それらの情報を元にサウンドバーとリアスピーカーからの音の波面を合成し、複数のファントムスピーカーを生成して広大な音場空間を創出することで、まるでその場にいるような没入感を体感できる。

 HT-A5000は、天井からの音の反射を生むイネーブルドスピーカーと、独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine(バーティカル サラウンド エンジン)」で、高さ方向の音の豊かな表現力を実現している。加えて、壁からの音の反射で横方向の表現力が得られるビームツイーターと、フロントスピーカーで豊かなサラウンド音場を再現する「S-Force PRO(エスフォース プロ) フロントサラウンド」との連携により、濃密な音の広がりとリアリティー豊かな音響空間を楽しむことができる。

 HT-A3000は、3基のフロントスピーカーとデュアルサブウーハーに、HT-A5000にも搭載されている「X-Balanced Speaker Unit」を使用し、振動板の面積を拡大させることでさらなる迫力の音とともに、ひずみの少ないクリアな高音質を実現している。また、Vertical Surround EngineとS-Force PROフロントサラウンドによって、より密度の濃いサラウンド音場が体感できる。

 ソニーのテレビ「ブラビア」と接続することで、テレビのスピーカーをセンタースピーカーとして駆動させることができる「アコースティックセンターシンク」を搭載している。両機種のスピーカーからの臨場感あるサウンドに加えて、画面から音が出ているかのようなブラビア独自の音響技術により、大画面における映像と音の定位感が向上する。

 価格はいずれもオープン、市場想定価格(税込み)はHT-A5000(10月22日発売)が12万1000円前後、HT-A3000(9月10日発売)が8万8000円前後。