2022.09.28 【関西エレクトロニクス産業特集】TOA 放送設備稼働状況を常時把握 「リモートメンテナンスシステム」サービスを今春開始

リモートメンテナンスシステム

 TOAは、同社製放送設備の稼動状況を常時見える化し、異常・故障の予防予知、複数設備の一元運用・管理を遠隔から実現。迅速な修理対応やBCP(事業継続計画)対策に役立つサービス「リモートメンテナンスシステム」の提供を今春開始した。

 ネットワークを活用したソリューション提供による「つながるビジネス」展開の一環。放送設備ユーザーに必要な情報を、必要なタイミングで提供する。安心・安全な放送設備環境づくりとして昨秋プロジェクトを発足し、開発してきた。

 空港や駅といった日常的にアナウンス放送を行う施設や商業施設、オフィス、工場、倉庫などに、販売パートナーの代理店と共に提案している。

 リモートメンテナンスシステムは、既存の放送設備にメンテナンスユニット「AI-500MU」を追加することにより、放送設備の稼動状況をパソコン画面で常時把握でき、設備情報の管理も行えるようになる。

 AI-500MU 1台で最大100台の機器の状態を見える化でき、ラック型業務用放送設備「VX-3000シリーズ」3セットまで接続可能だ。

 PINGコマンドによるネットワーク状態確認機能や、クラウドを介した音源変更、設定変更、納入・入れ替え時期など設備管理機能も備えた。