2022.11.08 米オンセミCEO、SiC半導体引き続き投資強化 会津若松は能増も
会見するエルコーリー社長兼CEO
米オンセミのハッサーン・エルコーリー社長兼CEOが8日、記者会見をオンラインで開いた。
効率的な生産体制構築へ、新潟工場(新潟県小千谷市)売却を発表したばかりだが、自動車と産機向けを柱にパワー半導体やイメージセンサーなどを引き続き強化する事業方針を説明した。また、会津若松工場(福島県会津若松市)についても、投資を増やし、能力増強を図る考えを明らかにした。
「インテリジェントなパワーソリューションとセンシングソリューションに注力している」と強調。半導体市況については「確かに、コンピューティングやコンシューマー関連は軟化しているが、車載については強い成長が見込まれる。特に電気自動車(EV)がけん引する」と、前向きの見通しを示した。
また半導体をめぐる米中の対立では、パワー半導体関連は直接の影響は受けていないとしつつ、規制を注視するなど、コンプラなどに引き続き取り組む姿勢を強調した。
(9日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)