2022.11.17 産総研と奈文研が共同開発 文化財のデジタルツインプラットフォーム 埋蔵文化財を記録・可視化 インフラ整備、スマートシティーにも

古墳と地下の一体表示の例

 産業技術総合研究所(産総研)と奈良文化財研究所(奈文研)は、文化財デジタルデータと3次元地理空間情報を統合表示するプラットフォームを開発した。地下から地表までの状況を一体的に見ることができ、街づくりと文化財保護を両立する。スマートシティーなどへの活用も見込む。

 奈文研は全国の文化財情報を集約し、データベースとして公開しており、埋蔵文化財の発掘調査報告書をデジタル化した「全国遺跡報告総覧」、位置情報を図上で検索・閲覧できる「文...  (つづく)