2022.11.18 京大、鳥取大、住友化学 柔固体型電池の共同開発に成功 次世代電池の早期実用化に期待

柔軟な新素材を用いた高容量固体型電池

 京都大学、鳥取大学、住友化学はこのほど、共同開発した柔軟性のある新素材により、圧力を加えずに高容量の固体型電池を安定作動させることに成功した。次世代二次電池として注目される固体型電池の実用化に向けて、産学で新しいコンセプトの素材開発に取り組んだ結果、課題となっていた固体電解質の柔軟化にこぎつけた。

 全固体電池は、現在主流のリチウムイオン二次電池に用いられる電解液を固体にしたもので、容量と充放電時間、安全性の課題を払拭する切り...  (つづく)