2022.11.28 泉北高速鉄道 消費電力5割減の新型車両導入
9300系のイメージ
泉北高速鉄道(大阪府和泉市)は、新型車両「9300系」を導入する。4両×2編成の8両。2023年夏頃から和泉中央‐難波駅間で運行を開始する予定だ。
エネルギー効率の高い機器を導入するほか、車内外の灯具に全てLEDを使用することで消費電力を低減。従来の3000系と比べて約50%の削減となる。
走行用モーターは遮音性が高い全閉内扇型主電動機を搭載し、騒音低減を図る。客室内と出入り口のドア窓に複層ガラスを採用して保温・遮熱性も高める。
車体は南海電鉄の8300系をベースにすることで投資額を抑えながらも、内装に木目柄を使用するほか、座席シートに既存の通勤車両に合わせたカラーを採用するなど同社らしさを演出する。外装には同社のラインカラーであるブルーと通勤車両の車体色・アイボリーを取り入れた。
ベビーカーやキャリーバッグを持つ乗客が乗りやすい多目的スペースも設置。車内案内表示器で4カ国語での案内も行うなどバリアフリーにも対応する。