2022.12.01 九州大など CNT近赤外発光の波長制御・高機能化技術を開発 バイオイメージングや先端光科学技術の開発に期待

[概 要]

 炭素原子のみで構成されるカーボンナノチューブ(CNT)は、近赤外領域の発光を示す特性を有し、バイオイメージングや通信技術など先端光技術への応用が期待されている。一方で、一般にカーボンナノチューブの発光効率は低く(1%未満)、発光波長もチューブの構造で決定される制限があった。最近、カーボンナノチューブに化学修飾を行い部分的な欠陥形成を行うことで、発光効率が向上し発光波長が変化した新たな欠陥発...  (つづく)