2020.01.24 【レビュー】フジ医療器のマッサージ機「マイリラ マルチマッサージャー」
本体は枕ほどの大きさで、全身の部位に当てて使う。インテリアと調和するデザインも特徴だ
小型・コードレスでも本格的
二次電池の普及で、あらゆる製品のコードレス化が進んでいる。健康器具メーカーのフジ医療器(大阪市中央区)が昨年発売した小型マッサージ機「マイリラ マルチマッサージャー MRL-M1」もその一つだ。
従来、マッサージ機といえば、家具に近い椅子型の製品という印象が強かったが、同機は枕ほどの大きさ。脱着可能なベルトと組み合わせて、自由に位置を変えて全身をもみほぐす。
同社広報は「40-50代を中心に老若男女問わず反響がある」と話す。立ち仕事が多い職種に愛用者が多く、販売も好調だという。
内蔵バッテリを充電すればコードレスでどこでも使えるのが特徴。マッサージ機を買ったことがない、20代の本紙記者が実際に使ってみた。
四つのもみ玉は、ヒーター付きとシリコン突起付きがそれぞれ1対ずつ配置されている。小型だが本格的なマッサージ機だ。
ヒーター付きのもみ玉は、実際に触れると微熱が伝わる。手の体温を模した機能だというが、とりわけ気温が下がる冬場にありがたい機能だ。視覚効果を狙ってか、もみ玉が控え目に赤く点灯するのも面白い。もっと派手に光った方がいいと思ったほどだ。
シリコンゴムの突起があるもみ玉は、粘りのあるもみ心地を狙った設計。通常のマッサージ機の硬いもみ心地に違和感を持ってきたので、素材のイメージも手伝って効果を実感できた。今後は体格に合わせてもみ具合を調整する機能や軽量化にも期待したい。
マッサージ文化は年齢に関係なく魅力的。この大きさであれば、20代も買い物の選択肢に十分入るだろう。もみ玉のカバーを外して洗濯できるので、職場や喫茶店に1台置いてみる手もある。
価格はオープン。執筆時はメーカー直販サイトで税込み1万8480円。カラーはインディゴブルー、シルキーブラック、フォレストグリーン、アーバングレーの4色。本体は約幅370×奥行き120×高さ180ミリメートルで、重量は約1.9キログラム。充電所要時間は約3時間で、連続使用時間は約40分。充電中も使用できる。