2023.02.28 【LED照明総合特集】オーデリック
「AQUA2」雫シーリングライト
サーカディアンシーリングライト 人の生体リズムに合わせる 照度センサーで色温度変化
オーデリックは、睡眠や起床など人の生体リズムに合わせたあかりを実現するLED照明「サーカディアンシーリングライト」を提案していく。
睡眠・覚醒のリズムや、体温とホルモン分泌の変化のリズムは、外部からの刺激がない場合、おおむね一日を周期とする概日リズム(サーカディアンリズム)を持っている。
同社が提案に力を入れるサーカディアンシーリングライトは、それを人工的に提供することを目指したもので、福井大学との共同研究や実証実験で得たデータを製品に生かしている。
日亜化学工業が開発した高色温度LED素子「AZURE(アズール)」を採用。一般的なLED照明の色温度は2700~6500ケルビンだが、同社のサーカディアン照明は2700~2万ケルビンまで対応する。
すっきりとした目覚めにつなげるため、起床時には2万ケルビンという青空のようなさわやかな光で室内を照らす。その後、正午の太陽に近い色温度となる6000ケルビン、就寝前には2700ケルビンという暖色系のあかりに変わっていく仕組みだ。
室内の明るさを検知するために照度センサーを搭載している。日当たりや天候に変化が生じても、常に設定通りの明るさになるよう、照明を自動で調光する。
また、水と光が出会う時の純粋かつ繊細な表情を再現することを目指した「AQUA2」シリーズも訴求していく。
「雫(しずく)」「霜」「雪」として、それぞれシーリングとペンダント、ブラケットを製品化した。雫では、レンズ効果に再現された奥深い透明感のある光を目指して開発している。