2023.03.02 【新技術】塗布型半導体を用いて最高クラスの高速動作 東大の研究グループが相補型発振回路を開発

【図1】塗れる半導体を用いた有機無機ハイブリッド相補型発振回路の製作コンセプト

 東京大学の研究グループは、塗布型半導体を用いて最高クラスの高速動作を示す相補型発振回路を開発したと発表した。

 溶液を塗ることで形成可能な有機半導体と無機半導体(酸化物半導体)とを親和的に集積するプロセスを確立し、大気下で世界最高クラスの高速動作を示す相補型発振回路の開発に成功した。

 塗って作製できる有機半導体単結晶を温和条件で転写することで、溶媒や熱などによる酸化物半導体の化学的劣化を劇的に抑制。同技術...  (つづく)