2023.03.06 インフラのメンテ、レーザー技術で さび取りなどを効率的・低環境負荷で

表面処理の例

 様々なインフラのメンテナンスに、レーザー技術で取り組む動きが広がりつつある。さび取りなどの従来の処理では、廃棄物など環境負荷や、労働衛生の観点から課題が多いことが背景にある。

 古河電気工業は、産業用レーザーで培った技術を応用し、インフラ構造物向けの表面処理ソリューション事業の共創拠点となる「ラボ」を、千葉事業所に開設した。

 対象となる構造物によって加工は多様で、システム構成も異なる。パートナーにとって最適なレーザ施工システムを共創することで、インフラメンテナンス作業の効率化や、環境負荷の低減、労働衛生の改善を推進。インフラ構造物の老朽化対策や長寿命化に貢献する。

 さらに移動式の車両も準備、出張実験にも対応する。レーザーや周辺機器などを積み込むことができる。

 (7日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)