2023.03.08 【産業ロボット/ロボット用部品特集】THK 産業/サービス用事業に力 電子部品組立用ピック&プレースロボット「PPR」など拡充
「ならいハンドシリーズ」TNH
THKは、産業用/サービス用の両分野のロボット事業の拡大に取り組んでいる。
産業用では電子部品組み立て用ピック&プレースロボット「PPR」、AMR(自律走行搬送ロボット)「SIGNAS」などを拡充。また「ならい機構」を採用したロボットハンド「ならいハンドシリーズ」TNHを販売するなど周辺機器の販売にも乗り出している。
サービスロボットではメカ設計、電気・電子機器制御、基本ソフトを一体化してユニットとして提供することで、ニーズに合わせたさまざまなロボットシステムが構築できる自社開発のプラットホーム「SEED Solutions」をベースに、オープンイノベーションを展開している。等身大ヒューマノイド「SEED-Noid」、昇降ユニット「SEED-Lifter」、全方向移動台車「SEED-Mover」を市場に投入している。
またロボットに不可欠なLMガイド(直動案内機器)やクロスローラーリングなども拡充している。クロスローラーリングは内外輪一体形の安定構造による、組み付けの大幅な時短化に貢献する「RBU形」を新たにラインアップとして追加した。
また回転モジュール「RMR」を新たに製品化した。剛性に優れた同社製のクロスローラーリングを回転機構の主軸受とし、さらにロボットの関節部には欠かせない減速機、モーター、エンコーダー、ブレーキなどの要素を一体化したロボットの関節機構に適したアクチュエータ-として提案する。