2023.04.07 【ルームエアコン特集】富士通ゼネラル 「ノクリア」Wシリーズ

「ノクリア」Wシリーズ

高い省エネ性能もつ

全機種で新基準をクリア

 富士通ゼネラルは、2027年を目標年度とする新省エネ基準を達成したルームエアコン中級機「ノクリア」Wシリーズで、夏場に向けて省エネ性能の高さを訴求していく。

 Wシリーズは、中級機ながらラインアップする全8機種で新たな省エネ基準をクリアしているのが特徴。例えば2.2kWタイプでは期間消費電力量630kWh、APF(通年エネルギー消費効率)6.6で、エアコンの使用年数を10年と仮定すると電力使用量に大きな差が出ることが期待できる。

 また、省エネ運転をサポートする多彩な機能も搭載する。ノクリアは以前から全てのシリーズで0・5度刻みの温度設定を可能にしており、室内環境に合わせてきめ細かく温度設定できるのが強み。節電設定や電気代の音声アドバイス機能も備え、その日の運転時間の通知や、前日の電気代を超えそうな場合に注意を促すなど、日常生活で省エネ・節電意識を高めやすくしている。

 世界で初めて同社が搭載したフィルター自動掃除機能をはじめとする、室内機を清潔にする「ノクリア クリーンシステム」も搭載する。

 熱交換器を加熱して除菌する「熱交換器加熱除菌」や、風の吹き出し口でもカビの繁殖を抑制する「防カビ送風路」、フィルター上に付着したウイルスや細菌、カビの繁殖、アレル物質を抑制する「ウイルカット・フィルター プラス」で、清潔性を持続できるようにしている。

 Wシリーズは、多くのユーザーに親しみを持ってもらうために、インテリアに調和するデザインを目指した。前面には手すきで作られる紙のような繊細な陰影を表現する線の紋様を施し、ぬくもりのある自然な風合いを演出。

 水平・垂直を基調としたフォルムは本体をスリムに見せて圧迫感を低減している。上位機のX/Zシリーズとともに、提案に力を入れていく。