2020.02.05 胸部表面の心拍の動き衣服越しに非接触計測 慶大などが小型・高分解能レーダー開発

 慶応義塾大学は、情報通信研究機構(NICT)と共同で、テラヘルツ波をプローブとする小型・高分解能のレーダーを開発。同レーダーを用いて、人の胸部表面に現れる心拍の動きを衣服越しに非接触計測できることを実証した。

 電波と光の中間の波長を持つテラヘルツ波をレーダーとして応用すると、電波よりも分解能が高く、光よりも媒質透過性が高い計測が可能になる。しかし、レーダーの重要な要素であるビーム走査に必要なフェーズシフタ、および送受信波分離...  (つづく)