2023.05.25 【LED照明総合特集】東芝ライテック カメラ付き光源ユニットを提案 既設のベース照明で交換可能

専用ビューワー「ViewLED Viewer」画面イメージ

 東芝ライテックは、カメラ付きLED照明「ViewLED(ビューレッド)」を軸に照明の新たな価値を提案していく。既設のLEDベース照明の光源ユニットを交換するだけで済むよう、カメラ付き製品を開発し、導入のハードルを下げている。

 カメラ付き光源ユニットは、同社のLEDベース照明「TENQOO(テンクウ)」シリーズの器具を使える。光源ユニットを交換することで、ビューレッドの特徴である死角が少ないカメラ位置と明るい撮影環境を手軽に構築できる。

 画像確認には、専用ソフト「ViewLED Viewer」を使用する。ローカルネットワークに接続されたパソコンから簡単に画像の確認が可能だ。自社サーバーの構築やクラウドの契約が不要になるため、小額の投資で「見える化」や安心・安全対策を整備できる利点がある。

 設置環境に合わせて有線接続タイプと無線接続タイプが選択可能。無線接続タイプの場合、無線アクセスポイントがあれば新たにLANケーブルの敷設工事が不要で、初期費用を削減できる。手軽に撮影、すぐに確認できることから、監視や事故発生時のエビデンス保存などのために使いやすい。

 長期録画したり、撮影画像を活用したりする場合には、器具を買い替える必要はなく、クラウドによる人工知能(AI)画像解析サービス「ViewLED Solution」に移行できる。天井から俯瞰(ふかん)した画像をクラウド上で分析し、人や手の動きを可視化。製造現場のDX化を加速することが可能だ。「侵入検知」「人流分析」「作業分析」「長期録画保存・遠隔監視」の四つのサービスを提供している。