2020.02.12 自然科学研究機構、豊橋技術科学大が薄型CMOSセンサーによる脳内pHのリアルタイム観察に成功

 自然科学研究機構、豊橋技術科学大学は、生体への適用が可能な高精細pHイメージングツールを開発した。脳のpHをリアルタイムに可視化し、微小環境におけるpHが神経活動に伴ってダイナミックに変化する様子を捉えることに世界で初めて成功した。今後、病態研究への応用によって、病気のメカニズム解明が期待される。

 健康な脳内のpHは、生体が恒常性を維持しようとするメカニズムにより、ある範囲内で厳密に調節されている。一方、てんかんや脳虚血など...  (つづく)