2023.06.14 米セールスフォース 生成AIのリスク減のサービス、CRMと連動
サービス発表のもよう
米セールスフォースは12日(現地時間)、生成AI利用に伴う個人情報流出などのリスクを減らす新サービスを発表した。主力製品のCRM(顧客情報管理)ソフトなどと生成AIを組み合わせて使いやすくなる。
発表した「AIクラウド」のサービスの一環として提供する。
AIクラウドでは、営業担当者が顧客のニーズに合わせてパーソナライズされた電子メールを迅速に自動生成したり、サービス担当者がパーソナライズしたチャット返信をしたりできる。
また、マーケティング担当者がパーソナライズされたコンテンツを自動生成して、モバイルやウェブ広告などを作成することや、顧客の購買データをもとにカスタマイズしたメールや広告を出すことなどが想定されている。
新サービス「アインシュタインGPTトラストレイヤー」では、こうしたメリットを生かしつつ、プライバシーやコンプライアンスへの配慮を盛り込む。
大規模言語モデル(LLM)が利用する情報から、機微にかかわるデータを切り離すなどする。
マーク・ベニオフCEOは「あらゆる企業がAIファーストになる必要がある」と訴求した。