2023.06.19 【テレビ特集】パナソニック 「ビエラ」MZ2500シリーズ

「ビエラ」MZ2500シリーズ

微細なレンズで高輝度実現

従来機種より消費電力も低下

 パナソニックは、微細なレンズを実装して輝度を高めた4K有機ELテレビ「ビエラ」MZ2500シリーズを7月21日に発売し、自発光による高画質の提案を強化する。

 MZ2500シリーズは65V型と55V型の2機種展開する。

 これまで平らなガラスに蒸着していた有機EL発光層をマイクロレンズアレイに蒸着し、レンズに合わせた凹凸形状の発光層により、従来よりも光を効率よく取り出せるようにしている。

 1画素当たり数千個というレンズで約2倍に輝度を高めつつ、年間消費電力は従来機種よりも下げている。バックカバー一体型放熱プレートに新たに独自の放熱シートを加えて貼り付ける独自構造「デュアルメタルヒートレス構造」で、パネル性能を最大限引き出している。

 マイクロレンズ有機ELに最適化したパネル制御技術「Bright Booster」も搭載する。画素ごとのパネル発光状態を管理して、独自の電流制御アルゴリズムで有機ELパネルを駆動している。

 さらに、プロの映像制作現場で使用される業務用モニターに近い階調再現を目指したパネルチューニングも行っている。

 音質面も強化している。最大音声出力160Wで、上、横、前に向かって音声を出すスピーカーを備える「360立体音響サウンドシステム+」も搭載し、臨場感のある立体音響も実現する。

 こうした高画質と高音質を、シーンに応じて自動で最適化する「オートAI画質/オートAI音質」機能も備える。

 地震に強く倒れにくい吸着機能付き「転倒防止スタンド」も搭載。スイーベル(首振り)機能付きで、見やすい向きに簡単に変えられる。

 通常1年のメーカー保証に加え、2年の延長保証を無料適用する「IoT延長保証」サービスの対象にもなっている。