2023.07.12 パナソニックHDが大阪・関西万博パビリオン起工式 「解き放たれる」体験を提供する場
起工式の神事で鍬入れを行うパナソニックHDの小川理子参与
パナソニック ホールディングス(HD)は12日、大阪・夢洲に建設を予定する2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の起工式を行った。
「ノモの国」のコンセプトは、「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」で、次世代を担うα世代や子供たちに向け、世界中のひとや自然の営みは、すべてつながっているという〝循環〟の考え方のもと、「つながる世界の中の自分」に気づき、「解き放たれる」体験を提供する場になるという。
この〝循環〟をモチーフにしたバタフライあるいは無限ループ形状の基本構造物(直径1.6メートル)を、連続的に総計約1400個組み合わせた外部ファザードが、特徴的なデザインのパビリオンとなる計画だ。
バタフライ形状の構造物にはスパッタリング加工を施した膜を張り、海辺の風や光の加減による反射で表情が変化する、今までにない外観デザインが楽しめるという。
また使用済み家電や工場から出る端材・廃材などから出る鉄、銅、ガラスを使い、資源循環型のパビリオン建築も実現する。
パナソニックHD 関西渉外・万博推進担当の小川理子参与は「(ノモの国では)明るい未来の夢と希望を思い描いていだけるような場を構築していく。とくに若い世代、子供たちにワクワク・ドキドキする体験を提供していきたい」などと挨拶した。
来週から本格着工がスタートし、安全・品質第一の建設に取り組む方針だ。