2023.07.31 各家電量販店 エアコン需要が依然高水準、理美容品にも動き

炭酸水メーカーの訴求に力を入れているエディオン広島本店

 各地で猛暑日が続くなか、家電量販店ではエアコン、扇風機など夏物家電の需要が7月から高水準で続いてきたが、夏休み向けの季節商品や理美容家電の販売に力を入れる動きも出てきた。

 上新電機茨木店(大阪府茨木市)は、7月からエアコンが売り上げを伸ばし、同月の販売台数は前年同月比120%を記録。ダイキン工業の換気ができる高級機種が一番の売れ筋で、単価の面でも売り上げを押し上げている。同店副店長は「今夏は、消費が観光や外食に流れていると感じる。接客を強化して1件ずつ売り上げにつなげたい」と話す。

 ヤマダデンキTecc LIFE SELECT仙台あすと長町店(仙台市太白区)では「エアコンのまとめ買いが目立っている。これからはお盆の帰省に合わせ、実家用に家電品を購入する人も増えてくる」と同店副店長は話す。エアコン、扇風機、スポットクーラーの販売が好調に推移し、7月中旬の3連休が商戦の一番の盛り上がりだったという。

 エディオン広島本店(広島市中区)は今夏、炭酸水メーカー「ソーダスパークル」の販売に力を入れている。店頭にコーナーも設け、販促イベントも行うなど、暑い季節、家庭向けに伸びる商品としてアピール。ヤマダデンキテックランドイオンスタイル赤羽店(東京都北区)も、理美容コーナーの充実に力を入れており、店舗入口付近の目立つ場所にコーナーを作った。

 (8月1日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)