2023.08.03 【新技術】NIMSと東京理科大の研究グループが神経系の動作をマネする世界最速電気二重層トランジスタを開発 汎用性AI端末機器の高速化に期待

【図1】(a)ニューロモルフィックコンピューティングの模式図。(b)電気二重層トランジスタの模式図。(c)電気二重層トランジスタの低い動作速度

概  要

 物質・材料研究機構(NIMS)と東京理科大学からなる研究チームは、高イオン伝導性を持つセラミックス薄膜とダイヤモンドを用いて、世界最高速度で動作する電気二重層トランジスタを開発した。このトランジスタは、画像・人物・音声・匂いなどのデータに対する分類や将来予測を含むあらゆるパターン認識・判断に利用できるため、汎用(はんよう)性が高く、高速かつ低消費電力な人工知能(AI)機能搭載端末機器への応用が...  (つづく)