2020.02.26 「スマートエネルギーWeek2020」開幕 新型コロナの影響色濃く、出展取りやめも 東京ビッグサイト

ゲートごとで体温測定がされた

会場内には、マスク着用の注意を促す看板が目立った会場内には、マスク着用の注意を促す看板が目立った

セミナーは、ほぼ満席状態だったセミナーは、ほぼ満席状態だった

 再生可能エネルギーなどの展示会が集結する国際総合展「第16回スマートエネルギーWeek2020」(リード エグジビション ジャパン主催)が26日、東京ビッグサイトで始まった。

 予定通り28日までの開催。国内で感染が広がる新型コロナウイルスの懸念が広がる中、影響を色濃く受けたイベントとなった。

 イベントは、太陽光や蓄電池などの展示会計8つが集まる。当初、出展予定は約1500社に上ったが、中国企業などを中心に取りやめが相次ぎ、実際の出展は約1300社にとどまった。「参加人数を縮小させた企業もある」(主催者)という。

 一方、主催者側は万全の対策で臨む。会場の全入り口に手指消毒液を設置し、マスク配布も行った。

 全ゲートで、サーモグラフィによる体温測定を実施。規定以上の体温が確認されれば、常駐する医師や看護師らと面談させて入場させないケースもあるという。

 ただ、会場は例年ほどではないが、多くの来場者でにぎわった。太陽光発電展では、自家消費型をPRするブースが目立ち、パワーコンディショナメーカー、ソーラーエッジテクノロジージャパン(横浜市都筑区)も、住宅用第一弾となる製品を展示。将来的に販売を予定する蓄電池とEV充電器などもブースを飾った。(電波新聞では27日付1面に掲載します)