2023.09.22 【掃除機特集】パナソニック スティック掃除機、セパレート型の新デザイン ダストボックス分離

セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10K

 コロナ禍を契機に清潔に対する意識が高まっている。アフターコロナの段階を迎えても、依然として消費者の清潔・快適への関心は強い。そのため掃除機でも、操作性や清潔性の向上など、顧客ニーズに即した商品戦略が盛んだ。

 掃除機市場で主流となっているコードレススティック掃除機は、参入メーカーも増えており、各社それぞれの切り口で特長ある商品開発が続き、活気がみられる。

 コードレススティック掃除機は、高齢者でも扱いやすいように軽量化を図りながらも、ハイパワー、長時間運転化、静音性など使い勝手の向上、本質的な機能であるごみ取れ性能の強化、さらにはブラシへの髪の毛の絡みにくさ、ごみ捨ての容易さ、きれいさといったメンテナンス性の良さなど、さまざまな視点で進化を遂げている。

 室内の清潔さ、快適さへの意識は今後も持続的に続くと考えられることから、各社は掃除機の商品戦略をより活発にして市場のニーズに応えていく。

 また、秋商戦から年末商戦に向けて掃除機の需要が一つのピークを迎える。各社は最新モデルを中心に、店頭やウェブなどの媒体で商品の特長をしっかり訴えながら商戦を盛り上げる。

 パナソニックは、清潔志向や省家事ニーズを背景に、セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10Kの提案を強める。

 MC-NS10Kは〝掃除の始まりから終わりまでラクに使えて、しっかりキレイ〟をコンセプトとする。

 スティック本体から分離したダストボックスを充電台に内蔵したクリーンドックを採用する、セパレート型の新しいデザインの掃除機として注目され、2021年10月の発売以来、累計販売台数は10万台以上となった。

 掃除後のごみを自動で収集することで、スティック本体のごみ捨てをなくし、掃除後の手入れの負担を大幅に軽減した。1回の掃除ごとに本体にたまったごみをクリーンドック内の紙パックに自動収集する。

 ダストボックスを分離したことで、本体は軽量かつスリムなデザインとなっている。クリーンドックに設置された本体を手前に引くだけで簡単に取り出すことができ、手元にかかる重量は約0.45キログラム(本体質量約1.5キログラム)を実現。掃除中は軽く動かすだけで操作できる。

 さらに、掃除終了後もクリーンドックに戻すだけでごみの収集と充電が自動でスタートするため、掃除の始まりから終わりまでの負担が大幅に減る。

 クリーンドックの紙パックの交換は1カ月に1回で済む。紙パックのため簡単・清潔に交換できる上、ノズルは髪の毛やペットの毛が絡みにくい「からまないブラシ」なので、手入れの負担も大幅に減った。

 同社独自のからまないブラシは、中央に向かって先端が細くなる円すい形のブラシを2本採用した新構造で、かき取った毛をほどきながら中央に集めて吸引する。

 ブラシの毛量を大幅に増量した密集ブラシとなっているので、髪の毛やペットの毛がブラシの隙間・根本に入り込まず、絡みにくくなる。高まっている清潔ニーズに応えることができる。

 本体にはクリーンセンサーを備えており、約20マイクロメートルの微細なごみもランプで知らせる。見えないごみも逃さず掃除できる。

 クリーンドックには「ナノイーX」を搭載。掃除後にスティックを戻すと、1日当たり約4時間、ナノイーXが放出され、紙パック内に集めたごみを除菌・脱臭する。