2023.10.25 AI活用の未来型ストアがモビリティショーに登場、NTTデータとトヨタ自動車

店員役のAIと対話する「e-Palette Store」への入店客=25日、東京ビッグサイト

「e-Palette Store」は任意の場所に移動できる「e-Palette Store」は任意の場所に移動できる

買い物の選択肢を広げる未来型ストア買い物の選択肢を広げる未来型ストア

 人間が作るようなコンテンツを自動生成できる「生成AI(人工知能)」を活用した未来型ストアが、25日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した国内最大の自動車ショー「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(主催=日本自動車工業会、一般公開は28日から)に登場した。仕掛けたのは、NTTデータとトヨタ自動車だ。

 未来型ストアを展示した舞台は、未来のモビリティーと共存する東京を体験できるエリア「Tokyo Future Tour(東京フューチャーツアー)」だ。

 NTTデータは、デジタル店舗の運営サービスや生成AI(人工知能)技術を生かした接客用AIを、多様な用途で使えるトヨタの自動運転EV(電気自動車)「e-Palette(イーパレット)」に組み合わせ、「e-Palette Stoer」を展示した。

 入店時にスマートフォンに表示された「QRコード」を読み取り機にかざすだけで買い物を楽しめる移動式の無人店舗。車内モニターに表示された店員役のAIと対話し、手に取った商品をそのまま持ち帰ることができる。

 会場でNTTデータの説明員は、地域で暮らす人たちに買い物の選択肢を広げることに意欲を示した。

 東京モーターショーから名称を変えて4年ぶりに開いた今回のショーには、スタートアップを含む多様なテック企業が集結しており、自動車の枠を超えた舞台として、来場者から熱い視線が注がれそうだ。

 (26日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)