2023.11.02 ヤマダHD4~9月連結決算、家電事業がけん引し増収

 ヤマダホールディングス(HD)の2024年3月期第2四半期(4~9月)連結決算は、主力のデンキ事業における積極的な店舗開発や、EC(電子商取引)や家具・インテリアなどの販売増が貢献し、増収となった。

 売上高は前年同期比0.1%増の7752億300万円、営業利益は3.0%増の203億6500万円、経常利益は1.1%増の236億3900万円。四半期純利益は24.9%減の132億4800万円となったが、グループ企業が個別に法人税額などの計算や申告を行う「グループ通算制度」適用に加え、子会社再編に伴う欠損金の引き継ぎなどが影響した。

 デンキ事業は、店舗開発によるシェアアップに加え、ECやリフォーム、家具・インテリアの販売が伸びた。売上高は0.2%減の6446億900万円、営業利益は7.8%増の202億6000万円。

 住建事業は売上高が0.2%減の1200億1900万円、営業損益が13億8200万円の赤字となった。ヤマダホームズが22億8800万円の営業赤字となり、前年よりも赤字幅を拡大していることなどが影響した。

 通期業績予想は、売上高が5.3%増の1兆6860億円、営業利益が14.6%増の505億円、経常利益が10.1%増の551億円、当期純利益が0.2%増の319億円を見通す。
 (6日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)