シャープは、10～12日までの3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで、創業111周年を記念したイベント「SHARP Tech-Day」を開催中だ。

　同社単独としては初めての大規模な技術展示会で、「Be a Game Changer - Game-changing technologies transforming our future-」をテーマに掲げた。

　「Smart Living」「Smart Industry」「Smart Cities」「Sustainability」の四つのゾーンで、中長期的な持続的成長の原動力となる同社の革新技術を紹介する。

　種谷元隆常務執行役員CTO兼研究開発本部長は「商品ではなく技術を見せるチャレンジの場。一般ユーザーにも来場してもらいたい」と話す。

　会場には、生活に必要不可欠な製品も登場した。ネイチャーテクノロジーを搭載したことで低騒音化とハイパワーを兼ね備えたドライヤーや掃除機、洗濯後の水を浄化・再利用する給排水設備不要のドラム式洗濯機など、多くの来場者が展示を楽しんだ。

　10日のオープニングセレモニーで呉柏勲社長執行役員CEOは、「シャープは創業以降多くの技術開発をしてきた。この責任を未来につないでいけることは、私の特権で喜び」とあいさつ。「これからも誠意と創意の経営信条を掲げて邁進する。革新的な展示を楽しんでほしい」と語った。

（後日、電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）