2023.12.07 横浜で「コインランドリーEXPO」 キャッシュレス化を訴求

スタイリッシュなランドリーに注目が集まった

 「第8回国際コインランドリーEXPO2023」が7日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開幕した。機械メーカーや資材商社、代理店などが出展。業界動向や最新事例のセミナーなども開かれる。会期は8日まで。

 出展ブースには、キャッシュレス化やコインランドリーと他のビジネスを掛け合わせた提案が目立った。

 アクアはデザイン性の高い機種や、キャッシュレスキットの基盤を対応機種に取り付けるだけで、コインランドリーをキャッシュレス化できる仕組みを提案。同社広報は「現金管理は大変。(キャッシュレス化を進めることで)犯罪抑止にもなる」と話す。

 ランドリーメーカーのトーセイもキャッシュレス化を提案。担当者は「コインランドリーだがコインを使わない。無人運営が可能になる」と人件費削減につながると話す。

 無人で運用できるビジネスとして「レンタルボックスとシナジーがある」とも。同社は実際に、コインランドリービジネスへの参入を検討している人に、土地を有効活用できるレンタルボックスの提案もしている。

 アメリカの業務用ランドリーメーカー、アライアンス・ランドリー・システムズは、メーカーとして初出展。アジアパシフィック地域の営業責任者は「日本市場に向けて、新しい洗濯乾燥機を出した」と話し、今回の出展をきっかけに日本市場に本格参入する考えだ。