2024.01.06 米MS、キーボードを30年ぶり刷新 PCにAI呼び出しキー
デモ動画から
米マイクロソフト(MS)は4日、OS「ウィンドウズ11」を搭載したパソコン(PC)のキーボードに、対話型・生成AI「コパイロット」を呼び出すキーを追加すると発表した。キーボードの大きな変更は、スタートメニューを呼び出すのに使う「ウィンドウズキー」導入以来で約30年ぶり。「2024年はAI PCの年になる」としている。
「コパイロットキー」と名付けたキーを設ける。MSのノートPC「サーフェス」シリーズを含め、今月から順次発売される多くの機種で導入されるという。AIをすぐ使えるようにし、利用を広げる狙いがある。例えば文書の作成や画像の編集、PCの設定の変更といった動作を、AIが自動的に作業する形になる。
ウィンドウズ11を搭載するPC各社も、対応する製品を公開する見通し。米ラスベガスで9日から開かれる「CES2024」でも披露される見込みだ。
MSは米オープンAIと提携し、生成AIのウィンドウズへの搭載を進めてきた。ハードでも対応して利用を広げる構え。生成AIはエッジ側で対応する動きが広がり、今年はAIスマートフォンなどが本格化する年になりそう。米インテルも昨年、AI処理に適した半導体を発表し、PC搭載を進めている。
(8日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)