2024.01.09 【製造技術総合特集】東京ウエルズ 次世代の電子部品検査技術でリーダーシップ構築へ

外観検査装置TWA-4101

汎用テストハンドラーMMTH汎用テストハンドラーMMTH

 東京ウエルズが提供する電子部品向けの端子塗布機や測定検査機、テーピング機は、ダイオード、トランジスタ、LEDからインダクター、コンデンサー、抵抗など広範な製品に対応しており、その高度な技術力により注目を浴びている。

 特に同社の得意とする搬送技術はモーターとアクチュエーター、エアバルブを基に構築されたマイクロメカニズムを生かし、電子部品を高速かつ精密に搬送している。

 新たに事業の柱として成長した外観検査装置TWA-4100シリーズはコンデンサーやダイオードなどの外観を高精度に判別し、市場で高い評価を受けている。

 人工知能(AI)を組み込んだ最新の検査アルゴリズムは、作業者のスキル差や機体の良品率のバラつきを解決し、設定作業を効率的に簡素化もしている。

 既に事業の柱として確立されたテーピング機TWA-6604シリーズやTWA-6615シリーズは多様な製品サイズに適用可能であり、高周波特性検査にも力を注いでいる。業界標準機となった同社のテーピング機は、累計1万台以上が出荷され、市場での信頼性が向上している。

 同社は搬送技術を応用し、テストハンドラー事業も進化させている。注目を集めている「MMTH」は、顧客のニーズに柔軟に対応可能な吸着搬送方式を使用した装置。部品移載整列装置「MMIH」も大型電子部品や個別部品のトレー整列に適している。「MMVH」は吸着搬送方式の画像検査装置として、TWA-4100シリーズでは流動できないさまざまな製品の外観検査に対応する。

 テストハンドラー事業や外観検査装置の柔軟な対応力を強調し、これによって市場での競争力を一層高めている。外観検査装置は近年のヒット商品であり、その柱としてシェアを拡大。同社は次世代の電子部品検査技術で積極的な展開を続け、業界のリーダーシップを築いている。

 同社の製品開発を裏付けるのが独自のコア技術にある。得意とする搬送技術に加えて、制御技術や回路技術、計測技術、画像技術を有している。

 制御技術はモーターやアクチュエーター、エアバルブなど機械の駆動部を正確で高速に制御し、デバイスのモーション技術を確立する技術で、電子計測器や画像検査装置と、搬送装置を結びつける技術でもある。

 回路技術は制御・画像・計測技術を支える電子回路に関する技術。アナログ技術とデジタル技術から構成されており、アナログ技術においては、大電流回路も含まれる。

 計測技術は電子部品に電気を通して、その電気特性を測る。使用する電流は、直流と交流(低周波、高周波、マイクロ波)の双方を使って電子部品の特性検査と良否検査のシステムを構築する。

 画像技術は電子部品を撮影して、外観に傷や問題がないか検査する。