2024.01.15 CES ソニー・ホンダの「アフィーラ」 進化したプロトタイプに試乗

試乗ではモビリティーの快適さを体感

 ソニー・ホンダモビリティが開発中のブランド「AFEELA(アフィーラ)」のプロトタイプ最新版が、米ラスベガスの「CES2024」で世界初公開された。報道陣など向けに会期中、試乗・デモが順次設けられるため、本紙記者も申し込んでいたところ、たまたま開幕直後の9日朝一番の組に参加することに。しかも、ほかの予定者が欠席になったようで、結果的に、ワールドプレミアムの一番乗りとなった。

 ドアノブがなく、顔認証でドアが開くアフィーラ。今回は、そこは模擬だったが、従来のプロトタイプと大きく変わるのは、運転席前のディスプレー。これまではイメージだけだったところ、今回は映画や音楽、ゲームなどさまざまなコンテンツが掲出され、選べるように。実際に選んでみると、まるで映画館やコンサートホールさながらの、包み込むような音楽体験だ。

 また、実際に運転したときのイメージをシミュレートできるシミュレーターも初めて用意され、これもいち早く体験した。周囲のデータを把握しつつ、安全な運転を支援したり、また、ARナビゲーションで、まるで海の中を走っているかのような体験も。

シミュレーターの画面

 同社は社内外のクリエーターらと協力し、動かすアプリやサービスをエコシステムで開発することを思い描く。走るスマホ、走るガジェットとして進化することを目指している。(CES取材班)