2024.02.06 【コネクター特集】サムテックジャパン LEO市場を新たなターゲット
サムテックジャパンは、米国の産業用コネクターメーカー、SAMTEC社の日本法人。同社が重視するのは①カスタマーサービスの徹底②ミニマムオーダー③カスタム製品対応。米ビショップのコネクターメーカーランキングでは多数の総合ナンバーワン評価を獲得している。
同社は今年度(2024年12月期)から、新たなターゲット市場にLEO(小型低軌道サテライト)市場を掲げ、堅ろう構造コネクターや同軸コネクター、光関連製品などを中心としたプロモーションに力を注ぐ。既に米国市場では先行して実績を上げており、日本市場でも米国での実績をベースに、国内衛星ベンチャー企業などへのアプローチを進める。米SAMTECが買収した、耐環境性に優れる光モジュールを手掛ける米ウルトラコミュニケーション社の製品などの提案も進める。
同軸コネクターでは、40ギガヘルツ以上のプレシジョンRFケーブル製品などの提案に力を注ぐ。
高周波関連では、224ギガbps PAM4をターゲットとした製品開発を強化、「SI-FLYシリーズ」として、224ギガbps PAM4対応のケーブルシステム、ケーブル・ツー・ケーブル バックプレーンシステム、メザニンシステムなどを展開していく。
23年末には、ULTRA RUGGED I/Oシステム「URSAシリーズ」をリリース。産業機器向けの超堅ろう型コネクターで接触信頼性重視の4点接点タイプ(ハイパーボロイドタイプコンタクト)。テフロンも選択可能。極数は20/30/50/60極をそろえ、最大80極まで計画中。
SAMTECは、台湾工場での最先端の高周波細線同軸ケーブルアセンブリーも開始した。