2024.02.08 【抵抗器特集】フラット電子 金属薄膜抵抗器、超高精度で高信頼性が強み

 フラット電子は、超高精度・高信頼性を強みとする金属薄膜抵抗器の製造・販売に特化している。半導体製造装置やFA向けの需要が底を打ち、年明けから好調に推移。部材不足も解消し、増産に向けた取り組みを加速する。

 同社製品は高精度の抵抗温度係数と抵抗値許容差が特徴。プラスマイナス1PPM/度という最小温度係数(TCR)、プラスマイナス0.01%という最小抵抗値許容差を実現している。制御機器や計測器、半導体製造装置など高精度が要求される用途で高い性能を発揮する。

 主力となるチップ形金属薄膜ネットワーク抵抗器には、面実装タイプ「RFCシリーズ」と「RFCNシリーズ」がある。多数の素子を一つにまとめ、スペース効率向上と搭載工数低減に貢献する。SOP形、SIP形、DIP形のネットワーク抵抗器の置き換えでVE効果が期待できる。箔(はく)抵抗と比較して小型・低価格で実装性にも優れ、相対精度は同等だ。

 ほかにも豊富なラインアップを展開。角型金属薄膜チップ抵抗器やリード型金属薄膜抵抗器など、薄膜技術を生かしたさまざまな抵抗器を提供する。

 同社では2022年に製造装置を導入し、生産能力は20~30%向上した。昨年までパッケージ基板の不足が続き、生産にも影響が出ていたが、代替品の調達により問題は解消しつつある。短納期化に向け、増産体制を加速させる。

 同社は1967年の創業以来、計測器用途などに要求される高い性能を達成するため、薄膜、超微細加工技術の改良を積み重ね、世界最高水準の品質の製品群を持つ。

 今後も顧客ニーズに対応し、高品質な金属薄膜抵抗器の開発に取り組む。