2024.02.08 中国SMIC、減収減益も設備投資は維持へ 半導体めぐる対中規制の中
中国のファウンドリー(半導体受託生産)大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)が発表した2023年期決算は、売上高が前年比13%減の63億ドル(約9000億円)、純利益は同50%減の9億ドルと減収減益だった。ただ、今年12月期の投資額は、過去最高水準だった前期並みを維持するという。
業績について、同社は「この一年間、半導体業界がサイクルの底にあり、グローバル市場の需要が低迷した。業界の在庫は高水準で在庫の減少が鈍化。グループの平均稼働率が低下し、ウエハーの出荷量が減少した」と理由を説明した。
同社は米中対立に伴う規制で、最先端装置の導入ができないなどの影響を受ける中、中国政府の国産強化策にも後押しされ、設備投資を推進。また、ファーウェイのスマートフォン向け半導体を手掛けている。
(9日、電波新聞/電波デジタルで詳報予定です)