2024.02.13 夏のエアコン商戦見据えた新型 東芝が清潔性強化の4シリーズ発売へ

「大清快」N-DZシリーズ

 東芝ライフスタイルが、エアフィルターを抗菌仕様にしたルームエアコンの新製品「大清快」N-DZなど4シリーズ21機種を2月下旬に発売する。熱交換器に吸着した汚れに紫外線(UV)を照射する、一部シリーズを除き搭載する清潔性にこだわる機能を強化した。

 発売する新型は、昨年発売した高級機を補完するもので、DZ、DX、X、Mの4シリーズ。最も高いDZシリーズの税込み28万5000円前後(20畳)から、最も安い標準機Mシリーズの10万5000円前後(6畳)という価格レンジを想定。昨年発売した高級機と合わせ、エアコン商戦の本番である夏前に2024年モデルのラインアップをそろえ、早めの仕掛けを打っていく。

 DZとDXの両シリーズには、抗菌仕様にしたエアフィルターに、油汚れに強いフッ素コーティング加工も施している。従来から抗菌仕様にしている送風ファンやルーバー、リモコンに追加することで、清潔性の訴求を強めている。

 M以外の3シリーズには、空気の汚れを集めて屋外に排出する「プラズマ空清」機能も搭載する。プラズマ空清ユニットが吸い込んだ有害物質を帯電させて熱交換器に吸着し、さらにUVを照射し、細菌やカビ、花粉、PM2.5などを除去する。

 販売台数はDZシリーズが5万台、DXシリーズが17万台、Xシリーズが8万台、Mシリーズが20万台を計画。中級機DX、標準機Mの両シリーズがボリュームゾーンとにらんだ販売計画だ。

(14日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)