2024.02.16 【ルームエアコン特集】富士通ゼネラル 「ノクリア」 アプリで風向き・風量を変更 気流可視化で直感操作

「ノクリア」Xシリーズ

 富士通ゼネラルは、スマートフォンの専用アプリからワンタッチで風向きを変えられるルームエアコン高級機「ノクリア」X/Zシリーズの販売に力を入れる。

 1月から順次発売した新しいX/Zシリーズは、スマホアプリ「ノクリアアプリ」によるエアコン操作機能を拡張し、風向きと風量を操作できるようにした。

 特に風向きは、気流の可視化をコンセプトに、画面に表示したグリッド線上をワンタップするだけで完了するようにし、直感的な操作を実現。キッチンや部屋干し中の洗濯物など特定の箇所に風を送りたい時に便利だ。Zシリーズは3月以降に対応する予定。

 清潔機能も強化。「熱交換器加熱除菌」と「カビ抑制タイマー」「フィルター自動おそうじ」の三つの清潔機能に関し、1日1回設定した時刻に実施するかを判断し必要に応じて自動で行う「まるごとクリーンタイマー」を搭載した。

 これまでは各機能を個別に設定する必要があったが、新機能により1回の操作で済む。「清潔機能の多くを使いこなせていない」「いつどれくらいの頻度で使えばいいか分からない」といった、ユーザーからの声に応えた形だ。

 忘れがちな手入れ時期を音声ガイダンスで通知する「お手入れお知らせ」機能も備えた。

 5年に1回程度のダストボックスや1年に1回程度のプラズマ空清ユニットなど、定期的な清掃を促す提案を音声で知らせてくれる。

 快適性も進化している。室内機吹き出し口の「アシストフラップ」を従来よりも大型化し、風向き角度と風量を最適化。足元の体感温度をさらに高めている。

 複眼ふく射センサーが足元温度を検知し、暖まりが不十分と検知した場合は、風向きを下方向へと自動調整する「快適おまかせ気流(足元コントロール)」は、室内が設定温度に達した後も、暖かさを維持しながらしっかり暖め続ける。床面付近が冷え、肌寒く感じる場合に効果的だ。「バイパス暖房」を搭載し、除霜運転中も暖房運転を継続する。

 無線LAN環境がなくてもスマホをリモコンとして使える「スマホリモコンモード」にも対応。ノクリアアプリをインストールしたスマホと、室内機の無線LANアダプターとを直接接続することで利用可能になる。

 手元にスマホがあればリモコンを取りにいく手間が省ける上、無線LAN環境があれば「クラウド接続モード」で外出先からの操作も可能だ。