2024.03.18 NECが電子カルテシステム販売 国内初の生成AI搭載
MegaOak/iSの画面イメージ
NECは18日、医療文書の作成を支援する生成AI(人工知能)を搭載した電子カルテシステムを4月から販売すると発表した。電子カルテの診療情報をもとに紹介状などの文章案を自動生成する。生成AI搭載の電子カルテシステムの販売は国内初という。
販売する「MegaOak/iS(メガオーク/アイエス)」は、医療機関向け生成AI「AIメディカルアシスト」を搭載。電子カルテの診療情報を経過・検査・処方などに分類・時系列に整理し、重要なキーワードをピックアップした上で要約文章を生成する処理をクラウド上で行う。
生成された要約文は、引用元である電子カルテの記載内容を関連付けて表示しているため、医師がエビデンスを効率的に確認でき、事実とは異なるがもっともらしい内容を生成するハルシネーション(幻覚)に対応できるようにした。
各種クラウドサービスとつなぎ別の電子カルテシステムと連携可能にする予定。
価格はパッケージ標準価格が税抜き7200万円~。AIメディカルアシストはオプション機能利用料が月額同5万円~。(19日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報)