2024.03.19 生成AI活用「失業への不安」 従業員で6割に、アクセンチュア調査
生成AI(人工知能)の活用で、約6割の従業員が失業への不安やストレス、疲弊を感じている―。アクセンチュアの最新調査でこんな結果が浮き彫りになった。
同社は、24業種を代表する年間売上10億ドル以上の大企業(本社=世界19カ国)の7000人以上の経営幹部と5000人以上の従業員からデータを取得。それによると、従業員の約60%がAIによって仕事が奪われることを心配している一方、従業員の仕事が奪われることを心配している経営幹部は3分の1以下にとどまった。
また、経営幹部は生成AIが企業の業務や役割に大きな影響を与える可能性があると考えているが、3分の2は生成AIを活用した全社改革を主導するために必要な技術の知識や変革に向けたリーダーシップを有していないと回答。一方の従業員は95%が生成AIの活用に価値を見出しているものの、同時に約60%が失業への不安やストレス、疲弊を感じていた。
アクセンチュアは、調査結果を通し、職場におけるAIの影響に関して、従業員と経営幹部の間には認識の違いがあるとの見解を示している。
(後日電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)