2020.04.24 千葉大が「自己組織化エレクトレット」型振動発電素子開発、荷電処理が一切不要に

 千葉大学は、自然に整列する有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)用の材料を利用し、荷電処理を一切必要としない「自己組織化エレクトレット」型振動発電素子の開発に成功した。発電素子だけでなく、エレクトレットが使用されるセンサー、マイクといったデバイスの作製プロセスの簡略化、低製造コスト化に貢献することが期待される。

 研究グループが注目したEL素子用の材料には永久双極子を持つ分子(極性分子)が数多くあり、既に、これらを真...  (つづく)