2024.03.29 レノボ、「ThinkPad」14製品発売 大画面で持ち運びやすく
(左から)元嶋マネージャーと米田マネージャー
レノボ・ジャパンは主力ノートパソコン「ThinkPad」シリーズの最上位モデル2機種を含む全14製品を順次発売する。最上位「X1」シリーズは14型ディスプレーを狭額縁の筐体に収めた高性能モデルで、オフィスや在宅に縛られない柔軟な働き方をする人の需要に応えていく。
「X1シリーズ」は、狭額縁で厚さ15ミリメートルの薄型設計のモバイルノート「カーボンGen12」(税込み33万3000円から)と、狭額縁ディスプレーを回転させタブレットとしても使える「2イン1Gen9」(同37万1800円から)で、14型の大画面ディスプレーを搭載しながら持ち運びしやすくした。
PC・スマートデバイス事業本部企画本部製品企画部の元嶋亮太マネージャーは「働き方が変われば、PCも変える必要がある」と話し、2機種は特にコロナ禍後の新しい働き方を進める人に使いやすい機能を盛り込んだ。
ビデオ通話などが増えるため、マイクや音質機能を大きく見直した。従来はキーボードの両端に設置していたスピーカーを、キーボード下に配置することで本体の幅を抑えながら高音質を実現した。
4K800万画素のカメラ搭載で、フルHDと4Kモードを選べる。同社大和研究所第2ThinkPad製品開発の米田雅春マネージャーは「ハードとソフトを組み合わせてより自然な画像処理をしている」と話す。
セキュリティーも強化し、アプリやソフトから画像データにアクセスできないほか、USBタイプC充電専用モードを設けることで、外出先などでタイプC充電する際の予期せぬデータ転送を防ぐ。
2イン1モデルは、アルミニウム筐体を採用し、ペンはすぐに手に取れるよう天板の側面に付けられるようにしているが、天板と底面を折りたたむと、自動的に底面の側面に移動し、持ち運び時に落としにくくした。(4月1日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)