2024.03.29 三菱ロジスネクスト、トラック荷積み自動化実証実験を完了 実運用を開始

鴻池運輸でトラックへの荷積み自動化の実運用を開始している

 三菱重工グループの三菱ロジスネクスト(京都府長岡京市)は、物流サービスなどを手掛ける鴻池運輸(大阪市中央区)と共同で実施していた無人フォークリフト(AGF:Automated Guided Forklift)によるトラックへの荷積み自動化システムの実証実験を完了した。同システムは、鴻池運輸で3月から実運用を開始している。

 トラックへの荷積み作業は、トラックの車種や停車位置の違いに応じて積載位置の補正が必要となる。また、トラックの滞留時間削減に伴う搬送時間の制約もあるため、有人フォークリフトでの作業が中心となっている。

 今回の実証実験を通じて、所定の駐車スペースに停められた任意のトラックに、AGF2台で積載を行う自動化システムを構築した。これにより、有人フォークリフト作業と同等の精度と時間でトラックへの荷積みが行える。

 引き続き、鴻池運輸での実運用から得られる知見をもとに改良と機能追加を行い、能力の向上を図っていく予定だ。(電波新聞/電波新聞デジタルで後日詳報します)