2020.04.30 演歌歌手の入山アキ子、電話で健康相談「よりそいホッとライン」開設

ホットラインを開設した入山

 テイチクエンタテインメントの入山アキ子はこのほど、新型コロナウイルス対策などの健康相談に電話で対応する「よりそいホッとライン」を開設した。

 看護師から演歌歌手に転向した経験を生かし、健康面の不安解消や新型コロナ対策などのアドバイスを行う。

 所属する事務所の電話番号を入山の電話に転送し、自ら電話相談を受ける。入山は「不安を抱える人の支えになれば」と話す。

 新型コロナの感染拡大の影響で、医師や看護師不足が叫ばれる中「現場の一助になれば」(入山)と考えたことがきっかけ。

 また「『少し体調が悪いだけで県のダイヤルにかけるのはハードルが高い』という人の背中を押してあげる材料になれば」(入山)との思いで相談窓口を開設した。

 ホットラインはファンだけでなく、健康不安を思う人なら誰でも電話をかけることができる。

 入山は99年の看護師時代に呼吸療法認定士の免許を取得。呼吸療法の専門家として人工呼吸・酸素療法・吸入療法の実施、使用する医療機器の管理などを行うことができる。

 看護師時代の知見を生かし、新型コロナ対策、体調不良、健康相談、愚痴、悩みなどにアドバイスする。

 ホットラインを開設して4日が経過したが、初日には16、17人、2日目以降も1日10件以上の相談が入ってくるという。かかってきた電話には即対応し、相談者の健康面での不安の解消に導いている。

 「手洗い、うがいなど新型コロナ対策もアドバイスしています。熱が上がって不安に思っていた人も相談してほしい」(入山)という。

 ホットラインは当面続け、今後は入山のSNSなどで新型コロナ対策、新たな情報も掲載していく方針だ。

 入山は「ホットラインを開設することで皆さんとつながり、健康面を守ることができれば。また、予防医学などもお伝えして、医療現場の一助となれば」と語った。