2020.05.01 東北大金材研と住友化学がアルミ負極で充放電時の劣化を回避する機構解明

 東北大学金属材料研究所と住友化学は、アルミニウム負極の課題であった充放電時の劣化の回避につながる新しい機構を解明した。リチウムイオン二次電池の高性能化につながる新しい負極の実現が期待される。

 同研究は、炭素系負極に比べて数倍のエネルギーを蓄えられるアルミニウム負極について、課題であった充放電時の体積膨張を、高純度アルミニウム箔の使用により制御できることを見いだし、その機構を解明したもの。さらに、従来の負極は、リチウムイオンを...  (つづく)