2024.04.12 最大規模のデータセンター ベトナムに新設 ベトテル

ベトナム最大規模のデータセンターを開設

新設したデータセンサーの内部新設したデータセンサーの内部

 ベトナムの通信最大手ベトテルが、国内最大規模のデータセンター(DC)をハノイ郊外のホアラックに開設した。床面積2万1000平方メートル、総電力容量30MW、6万台のサーバー、2400台以上のラックを備え、電力消費の30%を再生可能エネルギーで賄う。

 国内の平均的なDCの2倍の容量、5重の保護と24時間365日の監視で顧客のデータを保護する体制だ。ベトテルにとっては14番目のDCで、同社全体ではサーバーが23万台、ラックが1万1500台、全電力容量は87MWとなる。国内のデジタルインフラ構築の取り組みでは同社が突出している。

 ベトナムでも人工知能(AI)の開発が進み、高性能半導体チップの利用が急増することは確実。このためベトテルは2025年までに1万7000台、30年までに3万4000台にラック台数を拡大する計画だ。

(後日電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)