三菱電機　メカトロニクス製品など

　三菱電機中部支社産業メカトロニクス部とNCシステム部は「絶えまない進化を、あなたのものづくりへ～導入からアフターまで支え続ける、加工革新とデジタライゼーション～」をテーマに、多数のメカトロニクス製品に加え、ライフサイクル各段階を通して生産性向上に貢献するさまざまなソリューションを提案する。

　小間番号3-026のブースでは、高性能ワイヤ放電加工機「MV1200R」、数値制御装置リモートサービス「iQ Care Remote4U」を出展するとともに、ファイバレーザ加工機「GX-F」、ワイヤ・レーザ金属3Dプリンタ「AZ600」をサンプル展示する。

　ワイヤ放電加工は、自在な形状の金属を切断する場合のプレス金型によく利用されている。テーパー加工は抜き勾配の付いた加工に適しており、非常に硬い合金の加工が可能なため、難加工材の部品加工や超硬工具の刃先加工にも用いられる。

　ワイヤ放電加工機とは、細い黄銅のワイヤを電極として使う放電加工機。ワイヤを送り出しながらワーク（被工作物）との間で放電を行い、プログラムに従ってxy軸方向に進む。糸のこぎりで切るように、自在な形にワークをくり抜いて加工できる。ワイヤはテーパー軸を使って傾けられ、加工形状のバリエーションを広げられる。

　ワイヤ放電加工の長所は▽ワークの硬さに関係なく高精度な形状を加工できる▽ワークを削り取る量が少なくて済む▽多種類の工具が不要で一種類のワイヤだけで、さまざまな形状を加工できる--など。金型や各種部品加工に広く利用されている。

テクノア　守りと攻めのDXソリューション

　テクノアは「守りのDX」の代表格で導入実績4500社超の生産管理システム「TECHSシリーズ」をはじめとした生産管理ソリューション、人工知能（AI）を活用した業務プロセスの変革や新たなビジネスモデルを創出する「攻めのDX」を実現するAI・IoTソリューションをブース番号4-059で出展する。

　5月18日午後1時から2時まで、産業展示館4号館1F会議室で「DX導入に失敗しないための6STEP！　中小製造業のためのDX編」のワークショップを行う。

　出展ブースでは、クラウド対応型の生産管理システム「TECHSシリーズ」▽250万円から導入可能な多品種少量生産に対応した生産スケジューラ「Seiryu」▽AI画像認識による工場の見える化システム「A-Eyeカメラ」▽過去の類似図面を検索する2D図面（平面図）専用ソフトウエア「AI類似図面検索」▽ものづくりの相談をしたい依頼者と製造業者をつなぐプラットフォーム「プラッとものづくり」—などを出展する。

澁谷工業　レーザ加工機など

　澁谷工業は、シブヤグループでのモノづくり体験を企画している。ブース番号3-029で、次の装置を使って、切断・溶接・プレス・洗浄を体験できる。

　主な展示品は、2次元レーザ加工機（澁谷工業）、ファイバレーザ溶接機（同）タンク洗浄機（同）など。

　超音波洗浄機〝ソノクリーナープラス〟（カイジョー）では、卓上型のように手軽に扱える大型超音波洗浄機を実演展示。小型油圧プレス（根上シブヤ）では、かしめ、圧入など、さまざまな用途に対応できる汎用（はんよう）タイプの油圧プレスを実演展示する。