2024.04.25 ルネサス、1~3月連結は売上高2%減
ルネサスエレクトロニクスの2024年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高に相当する売上収益(Non-GAAP)が前年同期比2.2%減。前四半期比では2.8%減と2・四半期連続の減少となり、需要縮小を映した。
営業利益率は32.3%と前年同期比2.4ポイント減ながら、予想を2.3ポイント上回った。
オンラインで会見した柴田英利社長は、今回の決算について「胸を張れるとは思っていない」としつつ、コロナ禍初期の業績好調の際に投資家からダウンサイクル時の対応を問われたことを挙げ「どうにか及第点はとれたと思う」と語った。足元軟化する電気自動車市場についても電動化は「現実な目線で」着実に進むとして楽観を示した。
今期連結業績予想に代えて開示した24年1~6月期の売上収益予想は前年同期比4.0~1.9%減。