2024.04.26 双信電機1〜3月連結、営業赤字

 双信電機の2024年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、前年同期比で2桁の減収となり、営業赤字を計上した。半導体製造装置や工作機械市場での在庫調整や、新規格Wi-Fiや5G関連の設備投資抑制などが影響した。

 セグメント別売上高は、パワーエレクトロニクス事業は在庫調整に伴うノイズフィルターの低迷や、フィルムコンデンサーの減少などにより、前年同期比で3割強の減収となった。情報通信事業は積層誘電体フィルターが新規格Wi-Fiや5G向けで低迷したが、厚膜印刷基板がリチウムイオン電池搭載ヒューズ向けで増加し、全体では前年並みとなった。